Jetson TX2をAUVIDEA社製のキャリアボード J120に載せる
Jetson TX2をAUVIDEA社製のキャリアボード J120 に載せた時の備忘録です.
はじめに
少々面倒でしたので記録を残します.日本語情報として使っていただければと……?
普通に Development Kit 上で使う時の JetPack の焼き方は以前の記事をご覧ください.
機材
- NVIDIA製 Jetson TX2 Developer Kit
- AUVIDEA製 J120 carrier board
作業
ハードウェア(物理)
ねじを外したり締めたりして載せ直すだけです.
アンテナや空冷ファンの線に注意してください.
キャリアボードに載せ替えてからも,キャリアボード上の micro-USB 経由での JetPack の書き込みは可能です.
ただし,電源コネクタが変わるため,キャリアボードに載せる場合は変換用の基板等を別途用意する必要があることを,お忘れなきよう.
ソフトウェア
こちらが結構厄介です.
JetPack 標準だと,USBを初めとするIO全般が一切使えませんでした.
JetPack の準備
以前書いた記事の,Component Manager による各種ソフトウェアのインストールが終わった段階で,一度 JetPack を中止(キャンセル)します.
このとき,各種ソフトウェアのダウンロード先に指定したディレクトリを覚えておいてください.
追加ファームウェアの適用
AUVIDEA社のダウンロードページから,ボードの型番とJetPackのバージョンに対応するファームウェアをダウンロードします.
ダウンロード後,解凍してflash_via_Jetpack.txt
に書かれているように,操作をしていきます.
具体的には,
という流れになります.
その他参考情報
載せ替えでおよそ 260 g くらい軽くなるほか,何より小さくなるのでロボット等に組み込みやすくなりました.
うさぎさんのダイエット情報です
— ゆき❄️ (@blessingyuki) September 20, 2018
(ここでライ◯ップのBGM)
▲260g pic.twitter.com/hYoFJFZUOQ